Google 好きエンジニアが集まる Google Developer Groups（GDG）とは？

コミュニティ概要

• 公式ページ：https://developers.google.com/community/gdg
  • コミュニティ ページ：https://gdg.community.dev/
• YouTube チャンネル：https://www.youtube.com/c/gdgs

When you join a Google Developer Group, you’ll have the opportunity to meet local developers with similar interests in technology. A GDG meetup event includes talks on a wide range of technical topics where you can learn new skills through hands-on workshops. The community prides itself on being an inclusive environment where everyone and anyone interested in tech – from beginner developers to experienced professionals – all are welcome to join.

（Google Google Developer Group に参加すると同じような技術に興味を持つ地元のデベロッパーと出会うチャンスがあります。GDG のミートアップイベントでは、幅広い技術的なトピックについてのセミナーが行われ、実践的なワークショップを通じて新しいスキルを学ぶことができます。このコミュニティは初心者の開発者から経験豊富なプロフェッショナル デベロッパーまで 誰もが技術に興味を持ち、誰もが参加できるオープンな環境です。）

Google Developer Group（GDG） は、Google Developers のコミュニティ グループです。
Google Developers は、Google Workspace（G Suite）、Google Cloud、Google アシスタント から TensorFlow や Android やGoogle API に至るまで、Google プロダクト全般に関心を持つローカルのデベロッパー （開発者）たちを指し、Google Expert（Google の専門家）が集まるイベントの開催や GDG の支援や Google プロダクトが学べるハンズオン学習プログラムがあります。

GDG の運用規約では最低 3ヵ月に 1回はイベントを開催しなければならないため、頻繁にイベント開催やグループ同士の交流が行われてます。

GDG Cloud やGCPUG とは、別のグループです。

GDG はあくまでもデベロッパー有志で運用されるコミュニティ グループでGooge のグループではありませんがGoogle がスポンサーになっており、イベントのバックアップやイベント会場の資金または会場援助、Google 技術/専門家（Google のエンジニア）のサポート、他地域のGDG コミュニティ間でのサポートなど多々のサポートを行っています。そのため、イベントによっては、Googler が登壇する場合もあります。

GDG と GDG Cloud と GCPUG との違い

GDG と GDG Cloud と GCPUG (ジーシーパグ) はどれも Google 社がスポンサーですが、それぞれのコミュニティの目的が別れております。
違いは次になります。

GDG

Google プロダクト 全般のTech勉強会。
Google プロダクト（G Suite、GmailからTensorFlowやAndroid など）に関心を持つローカルのデベロッパー （開発者）コミュニティ グループ。

GDG Cloud

Google Cloud Platform (GCP) のTech勉強会。
GDG Cloud は、Google が提供するクラウドサービス「Google Cloud Platform」についてのデベロッパー （開発者）コミュニティ グループ。

GCPUG

GCP のTech勉強会。
GCP を普及させることを目的とし、Google と共に GCP をより良くし、盛り上げていくユーザーグループ。

GDG は分かりやすいですが GCPUG と GDG Cloud の目的が似ていて住み分けがわからないですね…

日本の GDG

日本国内のにも いくつかの GDG が存在しています。
以前は meetup でコミュニティ運営をされていましたが、最近は GDG コミュニティ ページに移行されました。地域の GDG に加入するには Google Developers アカウントを作成する必要があります。

• 北海道地方
  • GDG Sapporo
• 東北地方
  • GDG Cloud Sendai
  • GDG Fukushima
  • GDG Cloud Fukushima
• 関東地方
  • GDG Ishinomaki
  • GDG Cloud Saitama
  • GDG Tokyo
  • Women Techmakers Tokyo
• 中部地方
  • GDG Shinshu
  • GDG Cloud Shinshu
  • GDG Nagoya
• 近畿地方
  • GDG Kyoto
  • GDG Osaka
  • GDG Kobe
  • GDG Nara
• 中国地方
  • GDG Cloud Shimane
  • GDG Okayama
  • GDG Yamaguchi
• 四国地方
  • GDG Shikoku
• 九州地方
  • GDG Kyushu
  • GDG Cloud Fukuoka
  • GDG Cloud Oita
• その他
  • GTUG Girls：女性のテクノロジーコミュニティ

GDG は地域ごとに分かれており、グループ名には「GDG 〇〇」と地域名が入ることが多いですが、名称に関する規定は定まっていないため、自由になっています。

GDG はGoogle から独立したグループですが Google からのサポートを受けうことができます。
構成はオーガナイザー（主催者）とデベロッパーで構成されています。
オーガナイザーは、Google Developer でGDG 申請を行い、規定条件を満たした方であれば誰にでもなれます。

前提条件

GDG オーガナイザーの必要条件は次になります。

• 18歳以上 である事。
• Googleのテクノロジー に興味を持っている事。
• 技術的背景がある事。
• イベントプランニングの経験がある事。
• 地元の開発者コミュニティと何らかのつながりがある事。
• コミュニティに還元することに情熱を持っている事
• 理想的には月に1回、少なくとも3か月ごとにGDGのアクティブな章を維持するために、ミートアップイベントを開催する事。
• コミュニティ ガイドライン を遵守する事。

オーガナイザー のメリット

オーガナイザーになると、以下の恩恵を受けることができるようです。

• Google が持っているコミュニティ管理トレーニングと技術知識への共有。
• Google主催するイベントへの参加。（費用はGoogle持ち）
• Googler や専門家とのコミュニティ形成。
• オーガナイザーとしての教育プログラムのサポート。

まとめ

GDG は世界中に存在しており、「GDG chapters worldwide」で国や地域の GDG を調べることができます。

一人での運用は難しいですが、IT 関係の会社の方がオーガナイザーだったら運用しやすいし、ビジネスでも活用できそうです。
ぜひ、参加されてみてください。