Google サービスを使ったWordPress 構成図

【概要 編】無料を目指してGCPでWordPress 環境構築

Google Cloud Platform (GCP) でVM の構築からWordPress の設定、運用ができる状態になるまでの説明(How to)記事です。全てを1つの記事にまとめると長い記事になるため、各フェーズ事に複数の記事にしております。

Google Cloud Platform (GCP) でVM の構築からWordPress の設定、運用ができる状態になるまでの説明(How to)記事です。全てを1つの記事にまとめると長い記事になるため、各フェーズ事に複数の記事にしております。

はじめに

この記事は、Google Cloud Platform (GCP) でVM の構築からWordPress の設定、運用ができる状態になるまでの説明(How to)記事です。
全てを1つの記事にまとめると長い記事になるため、各フェーズ事に切って複数記事化にしております。
本記事では次の方を対象に説明や解説しています。

  • はじめてGCP に触れる方
  • WordPress の構築がはじめての方
  • ターミナル操作が苦手な方

GCP 上でWordPress が構築ができるように構成解説、つまずきやすいターミナルでのコマンド操作方法やコピペできるようにしています。
また、GCP でWordPress の運用を無料または低コストで行えるように、Always Free プログラムを利用して低コスト(無料化)運用が行える構成にしています。

※ Always Free プログラムは、最初に貰える無料クレジット(300 USD)とは別です。

全体記事

GCP で様々な方法でWordPress 運用ができます。
ここでは「NGINX」「OpenLiteSpeed」「GAE」で構築方法をご紹介しています。

新しくWordPress を構築するなら第 4世代 サーバ と言われる OpenLiteSpeed を選択することをおすすめします。NGINX よりも挙動が軽く、GAE よりも費用を抑えれます。

GCE:NGINX × WordPress

  1. 【WordPress構築 編】GCP でWordPress をクリック操作のみでデプロイ
  2. 【ドメイン設定 編】IPアドレスの固定化&Google Domains でドメイン設定
  3. 【WordPresss設定 編】WordPressのアップロード上限を変更&Bitnami バナーの削除
  4. 【https化 編】SSL 証明書の発行とリダイレクトの設定
  5. 【Cloudflare設定 編】Webサイトの表示速度を高速化
  6. 【WP-Stateless設定 編】WordPres の画像をGoogle Clould Storage へ移行/バックアップ

後日 編

GCE:OpenLiteSpeed × WordPress

  1. 【比較テスト】乗り換える前に知っておきたい、 NGINXとOpenLiteSpeed
  2. 【GCP】ワンクリックでOpenLiteSpeed×WordPressをデプロイ
  3. 【初期設定】LiteSpeed Web Server でやるべき設定項目
  4. LiteSpeed Cache:QUIC.cloud CDN 接続設定
  5. OpenLiteSpeed のphpMyAdmin にログインする方法
  1. 【概要】GAEでオートスケーリングなWordPress を構築
  2. 【構築 編】GAE でWordPress をデプロイ
  3. 【アップデート 編】Composer でWordPress をアップデート

使用するプロダクト&サービス

GCP

  • Google Compute Engine または Google App Engine
  • Google Cloud Storage

他のサービス

  • Google Domains DNS
  • Cloudflare

WordPress プラグイン

  • WP-Stateless
  • IP Geo Block

基本的にはGCP プロダクトとGoogle サービスを使用します。
ドメインはGoogle Domains を使用しますが、利用しているドメインまたは無料のドメイン サービスを選んでください。
テストで行われるなら、無料ドメインサービスをご利用ください。

[blogcard url=”https://ferret-plus.com/8797″]

Google Domains を選んだ理由は、Google Search Console やGoogle アナリティクス などのGoogle サービスとの連携がとても楽だからです。

Cloudflare は、Google サービスではありませんがGoogle Cloud Storage のドメインをhttps化するために利用します。
詳しい説明は『【CloudFlare 設定 編】Webサイトの表示速度を高速化』で説明します。

GCP × WordPress の構成図

GCP 上で構築するWordPress の構成図は次になります。

Google サービスを使ったWordPress 構成図

Google Cloud Storage はhttp しか使用できないため、Cloudflare を利用してhttps 化します。

※Google Cloud Load Balancer を使ってhttp化する事もできますがAlways Free プログラム タイ対象外になるため、今回は使用しません。

GCP プロダクトの設定

Always Free プログラムを適用するために各GCP プロダクト は次の設定にします。

  • Google Compute Engine
    • マシン:f1-micro インスタンス
    • リージョン:us-west1 / us-central1 / us-east1 のいずれか
    • HDD:30 GB
  • Google Cloud Storage
    • ストレージ クラス:Regional
    • リージョン:us-west1 / us-central1 / us-east1 のいずれか

中国またはオーストラリア からのアクセスされると費用が発生するため、WordPress プラグイン:IP Geo Block を使って中国とオーストラリアからIP アドレスをブロックします。

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