OpenLiteSpeed の魅力の一つであるWordPress プラグイン「LiteSpeed Cache」のCDN 設定方法をご紹介します。
LiteSpeed Cache は「LiteSpeed Server 環境であること」「QUIC.cloud CDN に接続できていること」ですべての機能を使用することができます。
QUIC.cloud CDN への接続
LiteSpeed Cache を使用するためにQUIC.cloud CDN への接続を行います。
ドメインキーの取得
QUIC.cloud と接続するために、LiteSpeed Cache 管理画面でドメインキーの取得をします。
LiteSpeed Cache から一般設定を選択します。
「ドメインキーの要求」をクリックします。
![LiteSpeed cache:ドメインキーの取得](https://storage.4watcher365.dev/1e100/c7b569fc-litespeed-cache_domainkey-request.jpg)
取得には数分かかります。しばらく待ち、ページを更新(リフレッシュ)して、ドメイン キーが取得を確認します。
ドメイン キーが取得されると自動的にWordPress に自動入力されます。
![LiteSpeed cache:ドメインキーの取得完了](https://storage.4watcher365.dev/1e100/324f6e11-litespeed-cache_domainkey.jpg)
「QUIC.cloud へのリンク」をクリックし、QUIC.cloud への接続設定を行います。
QUIC.cloud アカウントを作成します。
![QUIC.cloud:ログイン画面](https://storage.4watcher365.dev/1e100/8152ce57-quic.cloud_login.jpg)
アカウント作成後、LiteSpeed Cache の一般設定 から「QUIC.cloudのマイダッシュボードにアクセス」をクリックします。
![LiteSpeed Cache の一般設定:QUIC.cloud に接続](https://storage.4watcher365.dev/1e100/f003e90b-litespeed-cache_general.jpg)
![QUIC.cloud のダッシュボード画面](https://storage.4watcher365.dev/1e100/7281c891-quic.cloud_overview.jpg)
以上で、QUIC.cloud の接続が完了です。
CDN を除き、LiteSpeed Cache のすべての機能が使用できます。続けて、CDN の設定を行います。
CDN の設定
QUIC.cloud CDN 接続を行うことで「動的/静的キャッシュ」「DDoS 攻撃対策」「SSL 証明書の自動更新」などが利用できます。
QUIC.cloud のダッシュボードからCDN を選択します。
「Enable CDN(CDN を有効)」をクリックします。
![QUIC.cloud:CDN を有効](https://storage.4watcher365.dev/1e100/7c1dd21c-quic.cloud_cdn.jpg)
CDN を有効するとCNAME レコードの変更を要求されます。
![QUIC.cloud:CNAME レコードの設定](https://storage.4watcher365.dev/1e100/2bcec6a2-quic.cloud_update-cname-records.jpg)
設定していたドメインのA レコードを削除し、指定されたCNAME レコードに変更します。
![DNS:A からCNAME レコードに変更](https://storage.4watcher365.dev/1e100/7d8518af-update-dns-records.jpg)
LiteSpeed Cache の一般管理から「Refresh Status」をクリックし、進行状況を確認します。
※ブラウザ(ページ)の更新を行うと正しく更新されないため、「Refresh Status」を使用してください。
CNAME レコードが確認されると右側の各ステータスが緑となり有効になります。
![QUIC.cloud:CDN を有効完了](https://storage.4watcher365.dev/1e100/b94917ed-quic.cloud_cdn-overview.jpg)
Cloudflare を利用している場合
Cloudflare 経由でQUIC.cloud CDN に登録することもできます。
上記と同くA レコードをCNAME レコードに変更を行いますが、Cloudflare のプロキシを「DNS のみ」に変更します。
![cloudflare:QUIC.cloud のDNS 設定](https://storage.4watcher365.dev/1e100/cbaa9acc-cloudflare_dns-quic.cloud_.jpg)
DNS 設定を変更し、QUIC.cloud CDN の各項目が各ステータスが緑となり有効になったことを確認します。
![QUIC.cloud:CDN を有効完了](https://storage.4watcher365.dev/1e100/b94917ed-quic.cloud_cdn-overview.jpg)
以上でQUIC.cloud CDN 接続は完了です。
HTTP/3 の接続テスト
QUIC.cloud はHTTP/3 に対応しています。
HTTP/3 CHECK でサイトがHTTP/3 に対応しているか調べることができます。
![HTTP3 CHECK](https://storage.4watcher365.dev/1e100/7c07b5fb-http3-check.png)
HTTP/3 とは
HTTP/3 は、次世代プロトコルで2013年にGoogleが発表したUDP(User Datagram Protocol)をベースにしたトランスポート層のQUIC プロトコルです。高速なWebを実現するための通信規格です。
12月2日の「HTTP/3 is used by 2% of all websites, and by 7% of the top 1000 sites.」によるとHTTP/3を提供しているWebサイトの割合が 2.0%だと発表されています。
デバイスの発展に伴い、Webサイトで扱うデータ量の増加や通信技術の向上により、示パフォーマンスの高速化と安全なインターネット利用が重視されているのでHTTP/3 に切り替えるのは良い判断だと思います。
HTTP/3 に切り替えても現行のHTTP/2 が利用不可になるわけでもなく、HTTP/2 にも対応されています。
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- LiteSpeed Cache:QUIC.cloud CDN 接続設定
- LiteSpeed Cache プラグインのセットアップ方法:最適な設定
参考リンク
- Qiita:HTTP/3が出るらしいという話を雑に書く
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