2019年10月15日 アメリカ ニューヨーク市で開催されるGoogle イベント「Made by Google 2019」で発表されるであろう「Pixelbook Go」について、現時点で分かっている情報と各メディアが予想している情報をまとめてみたいと思います。
これはメディアが予想/リークしているだけであって、2019年10月2日時点ではGoogle 社からは一切情報が出ていません。あくまでもリーク情報です。そして、次々と明らかになっていくのであまり役に立たない記事だと思います。
リークされているGoogle Pixelbook Go 情報
名称について
リークされるまでは「Pixelbook 2」という仮名称で囁かれていましたが、「Pixelbook Go」が正式名称のようです。当初の開発コードブックは「Atlas」。
本体外装について
Pixelbook Go に採用される素材はマグネシウム合金。
底面に「触覚フィール(tactile feel)」と呼ばれる仕組みを採用することで、持ちやすさも改善されるとの事。(キーボードを押した時ようなクリック感の仕組み?)
Pixelbook 外装はアルミニウムとガラスを採用しており、重量は1.1 kg程です。
Pixelbook Go で採用されたマグネシウム合金 は、実用金属の中で最も軽量で比強度が最大の合金です。つまり、Pixelbookよりも軽く、強度が高い仕上がりになりそうです。
ただ、熱伝導性はアルミニウムと比べマグネシウムは短時間で温度上昇するのでどのように対策しているのかが気になるところです。とはいえそこまで大きく数値が離れているわけでもないので大丈夫かと思います。
ちなみに、Google Pixelbook 1.1 kgはお米だと約6.7合 と同等の重さです。
カラー
カラーについては、「Just Black」と「Not Pink」とも言われています。
「Just Black」「Not Pink」は、Google Pixel 3 でも採用されている色です。
個人的には、Pixelbook の「シルバー/ホワイト」はカッコよかったのであるといいなと思います。
Just Black
Not Pink
[blogcard url=”https://store.google.com/jp/product/pixel_3″]
デザイン・大きさについて
可搬性を重視したクラムシェル デザイン です。通常のノートパソコンの同じ開閉式です。
Pixelbook は、ディスプレイを360度回転させて、「クラムシェル」「スタンド」「テント」「タブレット」の4つのスタイルでしたが、Pixelbook Go はクラムシェル(従来の折り畳み式 ラップトップ)のスタイルになります。
6月20日「Google’s officially done making its own tablets」では「今後はクラムシェル型のChrombookやPixelbookに注力する」と言っているので、Pixelbook Go はクラムシェル デザインで確定だと思います。
ディスプレイ
13.3インチモデルのタッチスクリーンは1080pまたは4K (3840 × 2160) モデル。アスペクト比16:9。
Pixelbook は、12.3インチ 2400 × 1600 (235 ppi) Quad HD LCD ディスプレイ、アスペクト比3:2。
Pixel Slate は、12.3インチ 3000 × 2000 (293 ppi) LCD ディスプレイ、アスペクト比 3:2。
アスペクト比16:9は、2015年に発売されたMacBook Air 11 と同じになります。最近のMacBook Air / Pro のアスペクト比16:10です。
ちなみに、16:9はテレビのワイド画面に由来するものようです。
下記の図は、横幅 2560での各アクセプト比率の比較になります。ご覧いただければ分かる通りにPixelbook Go が一番小さく、違和感があるじゃないかと思います。
スペックについて
- プロセッサー:Intel Core m3-8100Y / i5-8200Y / i7-8500Y
- RAM:8 GB / 16 GB
- 内蔵ストレージ:64GB / 128 GB / 256 GB
- スピーカー:デュアル仕様
- フロントカメラ:200万画素(60fps / 1080p で撮影可能)
- セキュリティ チップ:Titan C
- 外部ポート:USB-Cポート × 2、3.5㎜イヤフォンジャック
Titan C の詳細情報はネットで検索しても出てきませんがPixel Slate に搭載されているのと同等のセキュリティ チップです。
Titan はデバイスの情報、デバイスパスワード、オペレーティングシステムが保護するためのセキュリティ チップです。
販売されるであろう構成
販売時には決まった構成になるかと思われます。
- スペック
- Intel Core m3-8100Y – 8GBのRAM
- Intel Core i5-8200Y – 8GBのRAM
- Intel Core i5-8200Y – 16GBのRAM
- Intel Core i7-8500Y – 16GBのRAM
- ディスプレイ
- 4K(3840 x 2160)ディスプレイ
- フルHD(1920×1080)ディスプレイ
- 内蔵ストレージ
- 64GB
- 128 GB
- 256 GB
価格について
選ぶ構成にもよって価格が異なりますが、799ドル からではかと予想されています。
一部のメディアでは、599 ドルではないかと予想していますが、まずないと思います。
というのも、DELL / HP / ASUS などから発売しているミドルレンジのChromebook と価格が重なるため、避けると思うからです。
ベンチマーク
Atlas と呼ばれていた頃に16 GB で「Intel Core i5-8200Y」「Intel Core i7-8500Y」のベンチマーク結果です。また、Pixel Slate とPixelbook のベンチマーク結果は次になります。
- Google Atlas (Intel Core i5-8200Y / 16 GB):シングル3,589 / マルチ7,590
- Google Atlas (Intel Core i7-8500Y / 16 GB):シングル3,786 / マルチ8,021
- Google Pixel Slate (Intel Core i7-8500Y / 16 GB):シングル3492、マルチ5636
- Google Pixelbook (Intel Core i5-7Y57 / 8 GB):シングル3,807、マルチ7,416
- Google Pixelbook (Intel Core i7-7Y75 / 16 GB):シングル4,024、マルチ7,427
Pixelbook は2017年10月に販売されましたが、2019年に発売されるであろうPixelbook Go ともにスコアに大きな差はありません。2年の差があるのに…
Pixelbook のCPUは第7世代で、Pixelbook Go のCPUは第8世代のIntelCPUを採用されています。
第7世代は2コア / 4スレッド / 2.70GHzに対し、第8世代は4コア/ 8スレッド / 1.80GHzという違いがあります。
Pixelbook Go で採用している第8世代 IntelCPUは、4コアをフルに使う高負荷な作業を前提としたハイモデルと言えることができます。
苦手とされていた画像や動画編集を視野に入れたというより、Stadia を狙っている気がします。そうなら、Stadia は高いスペックのハードウェアが必要となるのでクラウドでハードウェアを気にしないStadia とは乖離が起きるのではとも思えます。
また、Windows のソフトウェアが使えないというのが欠点な気がします…
情報元について
9月23日:9to5Google – Exclusive: Google’s next laptop is ‘Pixelbook Go’ w/ 13.3-inch 4K display
9月24日:9to5Google – Everything we know about the Google Pixelbook Go, codenamed ‘Atlas’
画像
動画について
- 2018年9月8日:Nocturne or Atlas Leak
- 2019年3月27日:Google Atlas Chromebook test 1
- 2019年3月27日:Google Atlas Chromebook test 2
- 2019年9月24日:Pixelbook Go: Exclusive info about the ‘Pixelbook 2’!
まとめ
Google 社から公式情報が出ていないため、予想された情報と異なる可能性はありますがほぼ正しいかと思いますが、サイズ / 重量 / キーワード / 指紋認証などの情報が出ていません。
2019年10月15日 「Made by Google 2019」を待つしかありませんが、どんなラップトップなのかは気になります。
Pixelbook を購入検討されている方がおられたら購入を待ったほうが良いと思います。
正式にPixelbook Go 情報が公開されたら、Pixelbook が割引される可能性がありますので。
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