SNS などで「2026年 7月 30日の Google 利用規約改定によって、検索した画像などが AI 学習に使われるようになる」という話題が広まっています。
結論から言うと、これは利用規約改定そのものによる変化ではなく、Google のプライバシー設定に新たに「メディアを保存」という機能が導入されたことによる仕様変更です。
この「メディアを保存」機能がオンになっていると、Google 検索サービス(Google 検索、Google レンズ等)で使用した画像・音声ファイル、および生成されたメディアデータなどが検索履歴とともに保存され、最大 4年間 Google の AI モデルのトレーニングや機能改善に利用されるようになります。
どんな画像やデータが AI 学習に使用されるのか?
「メディアを保存」がオンになっている場合、Google 検索 (画像をアップロードして行う画像検索) や Google レンズで読み取った画像、音声検索で録音された音声データなどが対象となります。
極端な例ですが、給与明細、保険証、運転免許証といった個人情報が含まれる画像であっても、Google レンズ等で検索に使用するとデータ保存および AI 学習の対象となり得ます。
※ただし、Google 側の説明によれば、データが AI モデルのトレーニングに使用される際は、あらかじめ個人のアカウントから切り離された状態 (匿名化) で安全に処理されます。
保存対象となる主なメディア
検索サービス利用時の画像、ファイル、音声や動画の記録が含まれます。具体的には、Google レンズの画像、検索 Live の録音、アップロードされたコンテンツ、音声検索などが対象です。
保存対象外となるメディア
検索サービスで一般公開しているメディア (Google マップのクチコミの一部としてアップロードした写真や情報など) や、YouTube など他の Google サービスで作成・投稿したコンテンツは「メディアを保存」設定の対象外です。
この設定は、検索サービス履歴に含まれないデータには影響しません。
対象となるアカウント
- 対象となる方:
- Google 個人アカウント ([email protected])
- 対象外の方:
- 学校・教育機関から提供されている「Google Workspace for Education アカウント」
- 組織で利用する「Google Workspace アカウント」
AI学習へのデータ提供をオフにする (拒否する) 手順
AI 学習へのデータ提供や保存を避けたい場合は、以下の手順に沿って「メディアを保存」設定をオフ (チェックを外す) にすることで拒否することができます。
- Google アカウント管理にアクセスします。
- 左側のメニューから「データとプライバシー」を選択します。
- 「履歴の設定」内にある「マイ アクティビティ」を選択します。
- 「検索サービスの履歴」を選択します。
- 「サブ設定」の中にある「メディアを保存」のチェックボックスを外します。

設定を変更する際の注意点
① オフにするとどうなるか?
設定をオフにすると、今後アップロード・生成された画像や音声などのメディアデータは検索サービス履歴に保存されなくなり、生成 AI モデルのトレーニングにも使用されません。
ただし、過去のメディア アクティビティに依存する一部の機能において、パーソナライズの精度が落ちる、あるいは利用できなくなる可能性があります。
② 過去に保存された既存のデータについて
「メディアを保存」をオフに設定しても、過去にすでに保存された既存のデータは自動削除されません。
過去のデータも完全に削除し、AI 学習から除外したい場合は、「マイ アクティビティ」の画面から手動で個別に削除するか、検索履歴の一括削除を行う必要があります。
③ 自動削除オプションを活用する
手動削除だけでなく、「検索サービスの履歴の自動削除オプション」を使用することで、指定した期間が経過したアクティビティを定期的に自動削除することも可能です。
設定できる自動削除期間は以下の通りです。
- 3ヶ月
- 18ヶ月
- 36ヶ月










