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G Suite の支払い国で料金が異なるの知ってました?

G Suite は統一価格(グローバル価格)で設定されていますが、提供する国にとってはキャンペーンが行われており、G Suite 料金が異なっています。
G Suite 料金(国別)についてご紹介します。

※ G Suite サービスはどの国でも同じサービスを利用できます。


各国での G Suite 料金について

G Suite は利用する国によって、エディション(プラン)の料金が異なります。
2020年3月4日 時点では、日本・カナダ・ベトナムでの G Suite 料金は以下の価格で販売されていました。

G Suite 料金:日本
日本でのG Suite 料金
G Suite 料金:カナダ
カナダでのG Suite 料金
G Suite 料金:ベトナム
ベトナムでのG Suite 料金

ベトナムでは Basic / Business のプロモーションを展開されており、料金が割引されています。

料金比較

カナダとベトナムの USD を日本円に変換し、料金比較(月)を行っていました。
1 USD = 105 円で、2020年3月時の G Suite 料金の場合。

  • Basic
    • 日本:680 円
    • カナダ:819 円
    • ベトナム:441 円
  • Business
    • 日本:1,360 円
    • カナダ:1,638 円
    • ベトナム:1,071 円
  • Enterprise
    • 日本:3,000 円
    • カナダ:3,570 円
    • ベトナム:2,625 円

ベトナムではプロモーションが行われているのでとてもお得な料金になっています。プロモーションなし でも、日本より安めの料金となっています。

条件

本件に関して、G Suite サポートの方に確認しました。

支払い国を選択できるのは、G Suite 登録時のみになります。登録後に支払い国または通貨を変更することはできません。
変更するには、原則 G Suite アカウントを削除していただく必要があります。

G Suite 公式サポート

ですが、その国の販売パートナー(販売代理店)にアカウントを移行する(支払い先を販売パートナーにする)ことで、その国のG Suite 料金で使用できると思います。
※その販売パートナーから契約拒否される可能性が高い。

有料の G Suite サービスを設定する>手順 2: お支払い方法を選択する>請求先の国と通貨(後から変更することはできません)

お取り扱いしているお支払い方法と通貨については、利用可能なお支払い方法(国別)をご覧ください。
選択した国と通貨によって、サブスクリプションにご利用いただけるお支払い方法が決まります。
重要: ここで選択した請求先の国または通貨を、お支払い情報の設定完了後に変更することはできません。

G Suite 管理者 ヘルプ から引用

支払い国についてはG Suite 公式の利用規約には明記されていませんでしたが、G Suite を利用される国が良いとのことです。

G Suite 公式サポート

G Suite 登録時に利用する国とは関係なく支払い国を選ぶことができます。悪意を持って選択してしまうと公式からの警告通知または最悪 G Suite アカウントの停止が考えられますが、記載されているのは G Suite 利用規約であり、支払いに関しては記載されていません。そのため、支払い国のペルティーに関しても規約には記載されていませんでした。

G Suite 登録(申請)時の電話番号・ドメイン情報 等で登録するドメインとの国との関連性はわかるそうです。

手順

  1. Google Admin「管理コンソール」にアクセスします。
  2. お支払いをクリックします。
Google Admin:管理コンソール
管理者アカウントのみが操作可能。
  1. 「お支払い情報を設定」をクリックします。
Google Admin:お支払い
  1. お支払い情報を設定を開くと、現在利用している国と通貨が表示されます。
Google Admin:利用している国と通貨
利用している国を「日本」になっている時。
  1. 国のプルダウンをクリックし、を利用している国に変更します。
Google Admin:利用している国と通貨
利用している国を「ベトナム」にした時。

変更できる条件について

はっきりとした明文が見つけることができませんでした。「請求先住所の国」について、次の説明があります。

請求先住所の国
Google 請求先アカウントを最初に設定したときに選択した国です。通常、これはビジネス拠点の住所がある国です。国により、アカウントで定期購入するサービスのお支払いに使用できる方法と通貨が異なります。サブスクリプションの設定後にアカウントの請求先住所の国を変更することはできません。

請求先住所の国 から引用

ビジネス拠点の住所 については次の説明になっています。

ビジネス拠点の住所
Google の請求先アカウントの設定時に指定するものです。請求先アカウントに設定できるビジネス拠点の住所は 1 つのみで、そのアカウントの全サブスクリプションに適用されます。ビジネス拠点の住所には、「お支払い方法」で指定した請求先住所とは異なるものを設定できます。ビジネス拠点の住所はアカウントの領収書に表示されます。国 / 地域名以外であれば、請求先アカウントの設定後でも変更可能です。

ビジネス拠点の住所 から引用

ビジネス拠点の住所が登記している国なのか、事務所を置いているのか?が具体的になっていないため、不明です。また。登記や事務所を置いていない=活動していない国を選択した際のペナルティー関しても明記されていないため、どうなるか不明です。
G Suite公式サポートからは「利用される国に設定されること」をおすすめされていました。

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