Google Workspace は支払いプランによって解約できる時期が違います。
毎月払いのフレキシブル プランは、いつでも解約することができます。支払日前に解約した場合、サービスをご利用いただいた日数分 (日割り) の料金が請求されます。
一方の事前支払いの年間 プランは、契約した月のみに解約手続きすることができます。
※ 代理店で Google Workspace を契約した場合は代理店の解約ルールになるため、代理店にお問い合わせください。
この記事では、Google Workspace サブスクリプションを解約する操作手順はご説明しています。
ユーザーアカウントの解約とは別です。
解約する前の注意点
データの削除
Google Workspace を解約してから 51日以内ならデータが保管されていますが、51日を経過すると Google Workspace アカウントに紐づけされていたすべてのデータ・サービスの削除が行われます。削除されると復元することができません。
- 解約後にアクセスできなくなるサービス:
アカウントで保有していた Gmail、カレンダー、Meet などの Google Workspace コアサービス
ただし、Cloud Identity を利用していた場合は一部利用することが可能 - 解約後でもアクセスできるサービス:
アカウントに紐付いていた YouTube、Google フォト、Google 広告 などの Google サービス
ファイルのエクスポート
Google Workspace アカウントを解約する場合は ユーザー アカウントのすべてをバックアップすることをオススメします。メール、連絡先、ドキュメントなどの将来必要になる可能性がある Google に保存されている可能性のあるファイルは解約する前にデータ エクスポート ツールを利用してデータをエキスポートできます。
アカウントの再開
Google Workspace を解約から 51日以内であれば解約した Google Workspace を再開することができ、データを引き継ぐことができます。51日以降は Google Workspace を再開することができますがデータは初期化されています。
同じサブスクリプションの再申し込みができない場合は「使用できません」と表示されます。
料金の支払い
請求金額は利用していたサービスとお支払いプランに基づいて計算され、翌月の初めに未払い料金が請求されます。
- フレキシブル プラン:
解約するとスグに Google Workspace が停止します。利用された日数分の料金が請求されます。 - 年間 / 定期プラン:
解約すると更新月まで Google Workspace が利用できます。解約しても料金は返還されず、残り月分の支払うことになります。
手順
Google Workspace を解約する
![[Google Workspace] サブスクリプションを解約する](https://storage.4watcher365.dev/1e100/bbfae1a0-cancel-google-workspace.gif)
解約手続きができるのはお支払いアカウントのみが行なえます。
- Google 管理コンソールにログインします。
- 左ナビゲーションから [お支払い > サブスクリプション] をタップします。
- 契約しているサブスクリプションをタップします。
- [その他 > サブスクリプションをキャンセル] をタップします。
- [サブスクリプションを解約] をタップします。
- 辞める理由を選択して [続行] をタップします。
- 同意にチェックし、管理者メールアドレスを入力して [サブスクリプションを解約する] をタップします。
解約後、特権管理者アカウントは 51日間 利用することができ、Google 管理コンソールで再開やエクスポートなどの操作を行うことができます。
Gmail のレコードを削除する
![[Google ドメイン] Google Workspace の DNS レコード](https://storage.4watcher365.dev/1e100/ad20e6c1-google-domains_dns-record.jpg)
- 使用しているドメイン サービスにアクセスします。
- DNS レコードを開きます。
- Google Workspace の MX / SPF / TXT レコードを削除し、保存します。
Google Workspace で発行された Gmail 用の DNS レコードを削除しないと他のメールを利用できないことがあります。
気になるアレコレ (FAQ)
Q. Google Workspace を解約したのに請求されるのはなぜですか?
A. Google Workspace を解約後、未払い料金が翌月の初めに請求されます。
Q. 解約後にデータを復元することができますか?
A. Google Workspace を解約してから 51日以内であれば再契約することでデータを復元することができます。
解約後、51日後にデータが削除され、81日に解約処理されます。
Q. 年間 /定期プラン 1年を利用していて 3ヶ月後に解約した場合、残りの月を払わず解約することができますか?
いいえ、途中で解約しても残りの月分を払うことになります。
Q. 特権管理者ユーザーですが解約に関する項目が表示されません。
A. お支払いアカウントを持っているユーザーのみが解約を行うことができます。
Google Workspace 販売パートナー (代理店) で購入されていた場合も解約することができないため、販売パートナーにお問い合わせください。
Q. 無料試用期間の 14 日間中に解約するとどうなりますか?
A. 試用期間中に解約しても請求が行われません。また、支払い情報を設定せずに試用期間の終了した場合は自動解約されます。