Google Cloud Platform では 1つの請求アカウントにつき、リンクできるプロジェクト数は 5までとデフォルト設定されています。
それ以上のプロジェクト数を作成する場合は GCP に割り当ての増加申請をすることで、上限数を増加することができるようになります。
※GCP リソースの割り当てを上限緩和申請とは異なります。
申請方法
プロジェクト数が 5つ未満であれば、割り当ての増加申請する必要はありません。
6つ目のプロジェクトを作成し、請求アカウントの紐づけした際に次のメッセージが表示されます。
メッセージ内の [課金の割り当ての増加をリクエスト] からプロジェクト数上限の緩和申請を行うことができます。
申請フォームの各項目を記入して [Submit] をクリックします。
2営業以内に返事が返ってくると記載させてきますが、数時間以内に申請結果が返ってきます。
リクエストが承認された場合
GCP プロジェクトの利用状況や課金アカウントの支払い状況から承認手順が変わるようです。
ケース 1:申請承認
申請が承認され、このメッセージから 1時間以内に作成できるプロジェクト数上限枠が緩和されます。
申請者は何もすることはありません。
Dear Developer, We have approved your request for additional quota. Your new quota should take effect within one hour of receiving this message. (デベロッパー様へ) (お客様の追加枠のリクエストを承認しました。このメッセージを受け取ってから1時間以内に新しいクォータが有効になるはずです。)
ケース 2:仮払い
DevelopersIO が申請した際は、正当な申請だと証明するために 仮払いが条件となったようです。
Dear Developer, Thank you for requesting additional quota. We are in the process of reviewing your request. To help us ensure that the resources you need will be available to you and that this is a legitimate request, please do one of the following: Make a payment of $50 from the Transaction History page and reply to this message when the charge clears. Your payment can be applied to any charges you incur in the future and will be visible as a credit in your account. Reply to this message with the billing account of another project that you own that has cleared a charge of at least the amount mentioned. To learn more about project quota requests, check out the Project Quota Request FAQ’s page. A member of the Cloud Platform/API team will provide you with an update on this request within 2 business days. (デベロッパー様、この度はクォータ追加をご依頼いただきありがとうございます。現在、お客様のご要望を検討しているところです。) (必要なリソースを確保するため、また、正当な要求であることを確認するため、以下のいずれかを行ってください。) (取引履歴のページから$50を支払い、請求が完了したらこのメッセージに返信する。お支払いいただいた金額は、今後発生するすべての料金に適用され、お客様のアカウントにクレジットとして表示されます。このメッセージには、あなたが所有する他のプロジェクトで、少なくとも記載されている金額の請求が完了した請求先アカウントを返信してください。プロジェクトクォータリクエストの詳細については、プロジェクトクォータリクエストFAQのページをご覧ください。) (Googel Cloud Platform/API チームのメンバーが、2営業日以内にこのリクエストに関する最新情報を提供します。)
50 USD を仮払いすることで正当なリクエストだと承認されます。
支払い完了後、返信メールで指定された金額を支払済みであることを記載して返信します。
後日、承認されて作成できるプロジェクト上限数が増えています。
※ 仮払いの 50 USDは GCP クレジットとしてチャージされています。
リクエスト却下された場合
申請後、次のようなメッセージが届きます。
Dear Developer, We have reviewed your request for additional quota. Unfortunately we cannot grant your request. While evaluating quota requests, we consider several factors, including resources that most legitimate customers use, a customer’s previous usage and history with Google Cloud Platform. In addition to this, we may deny a request for additional quota when there are outstanding issues with a billing account for billing quota or paid services related quota requests. To learn more about project quota requests, check out the Project Quota Request FAQ’s page. (デベロッパー様へ) (私たちは、あなたが要求した追加クォータを検討しました。残念ながら、この申請を承認することはできません。) (クォータリクエストの評価では、ほとんどの正当なお客様が使用するリソース、お客様の以前の使用状況、Google Cloud Platformの使用履歴など、いくつかの要因を考慮します。これに加えて、課金クォータや有料サービス関連のクォータ要求に対して課金アカウントに未解決の問題がある場合、クォータ追加の要求を拒否することがあります。) (プロジェクトクォータリクエストの詳細については Project Quota Request FAQ’ ページをご覧ください。)
申請が却下されたため、作成できるプロジェクトの上限数は 5つまでとなります。
上限数を増やすには先程の申請フォームから より詳細を書いて再申請することができます。
担当者を説得できれば、申請が承認され上限数が増えます。
オフィシャル:よくある質問
クォータは、不測の使用量の急増から Google Cloud コミュニティを保護します。しかし、Google Cloud Platform の使用量が増加するとクォータの増加をリクエストすることができます。
Google Cloud がお客様にリソースを割り当てる際にはほとんどの正当なお客様が使用するリソース、お客様のこれまでの使用状況や Google Cloud の利用履歴、過去の不正使用による罰則など、さまざまな要因を考慮します。これらの要素やその他の要素に基づいて、お客様の割り当て量が異なる場合があります。
プロジェクトの上限を超えようとした場合、コンソールにリクエスト フォームを記入するよう指示が出ます。これは、プロジェクトを作成しようとしたときに、すでにクォータに達している場合に起こります。このフォームでは、追加で必要なプロジェクトの数、対応するメールアカウント、課金アカウント、使用目的などを指定する必要があります。
なお、クォータを増やすためには、支払いが必要な場合があります(下記参照)。
プロジェクトの追加要求で、有料のクラウドサービスを使用するプロジェクトが必要な場合、支払いを求められることがあります。この支払いは、今後発生するすべての料金に適用され、お客様のアカウントにクレジットとして表示されます。
この支払いは、クォータ増量リクエストフォームでリクエストしたプロジェクトで有料サービスを利用できるようにするために必要です。これは、Google Cloud Platform のサービスが有料であるため(例:Compute Engine、Cloud SQL、BigQuery)、一般的に必要とされるものです。
必要な支払いは、お客様の課金履歴、リクエスト フォームに記載されたユースケース、リクエストしたプロジェクトの数などによって異なります。
はい、無料体験期間内であっても、追加でプロジェクトを依頼することができます。ただし、有料のクラウドサービスを利用したプロジェクトの場合は、審査の過程でお支払いをお願いすることがあります。詳しくは「Why am I being asked to make a payment for more projects?」をご覧ください。
また、支払いを要求された場合、このプロセスに無料トライアル クレジットを適用することはできませんが、無料トライアル クレジットは他の進行中のアクティビティに使用することができます。詳しくは「Free trial quotas & limits」をご覧ください。
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