2018年10月 中旬にGoogle CloudのProfessional Cloud Architect 資格試験を受けて落ちたという記事です。
次回も受ける予定なので、記憶が溢れる前にざっくりと出題内容と勉強方法を書いますが誰かのためというよりは自分用のメモ/フィードバックとして残しています。
キャリアとスキル
・エンジニア/デベロッパー出身ではないのでプログラム経験なし。
・Webディレクターとして10年以上活動。
・Apache でWebサーバを立てたことがあるのでサーバ概念はわかっている”つもり”。
・仕事でAmazon Web Service、Google Cloud PlatformやMicrosoft Azureを弄くったことはない。
勉強方法
この勉強方法であっているのかわからないけど行った内容と所感を記載します。
Cloud Architect 模擬試験を受ける
何もわからない(勉強していない)状態でCloud Architect 模擬試験を受けて、今のレベル感をチェック。
解説記事で勉強
意味がわからない単語やぼんやりとした専門用語は、Google 検索で叩いて解説記事で把握する。
公式サイトの説明が正確?なのか分かりづらいので、イメージや大雑把に把握するのに助かった。
解説記事も「これ以上説明を簡単にするのは難しい(汗」のがあるので、時間をかけずに自分にとってわかりやすい記事を見つけ、イメージを掴むの吉。
書籍から知識を補足
「Google Cloud Platform エンタープライズ設計ガイド」「プログラマのためのGoogle」で解説記事で補えなかった知識や図解を補足していく。
解説記事だとSEO目的や図形が少なかったりと困っていたので、こちらも補足として助かった。
※初版日に注意、古い書籍だと今とサービスが異なっていたりしたので邪魔になった。
Google Cloud 放送番組で理解度を深める
Google Japan公式の「Cloud OnAir」を垂れ流しで興味がある部分だけを深掘りしていく。
フルで画面に張り付いて見ていると時間がもったいないので、興味があるテーマとDLスライドを見て摘んでいくといい感じ。
時たま解説者の雑談が重要な情報が入っていたりするので、作業用BGMとして使用していた。
あずささんのツッコミ/ブッコミは共感することが多々あった。
理解が難しいGoogle Cloud Platform公式ドキュメント
公式サイトに記載されているドキュメントを読んでいく。
テクニカルな内容が多いため、しんどい…が公式情報が正しいのでただ読む。コードや技術的などはスキップ。ただ、聖書なので読むしかない…
Coursera で疑似試験を受けてみる
Googleの機械学習のレッスンが無料で受けれて資格が貰える余暇 を見て、無料トライアルだったので受けてみた。
動画で授業だがGoogle Cloud Platformプロダクトの解説が分かりやすかったが、字幕の日本語文が翻訳文っぽく脳内変換が必要。
何よりも模擬試験が受けれて、どういう出し方をされるのか把握できて良かった。
改めてCloud Architect 模擬試験を受ける
改めてレベルをチェック。
わからなかった問題箇所がなぜこれなのかが分かるようになっていた。
たまたま英語の模擬試験を受けたら、回答(解説)が記載されていて楽。
日本語の模擬試験を受けて、英語の模擬試験をGoogle翻訳すれば違和感が少なく理解できる。
翻訳日本語は脳内変換するべし。
出題内容
他記事でも詳しく書いていないのででざっくりと。
コンピューティング・コンテナー
「こういう要件/場合はどのプロダクトを選択/設計するべきか?」の問題が出てた。
Google Compute Engine、Kubernetes EngineやGoogle Cloud Dataprocの強みは分かっていないとそもそも話にならないぐらいの問題数だった。
ストレージとデータ分析
「どういうデータはどのストレージ/データ分析に保存すれば良いでしょか?」の問題が出てた。
Google Cloud Storage、Bigtable、Datastore、Cloud SQL、BigQureyなどのサービス特性を理解していないと答えられない…
ストレージ オプションの選択 にあるフローチャートと各プロダクトの特性説明は覚えてないと悩む選択問題があった。
アーキテクチャー・設計
「こういう要件/場合はどのプロダクトを選択/設計するべきか?」の問題が出てた。
模擬試験に近い設計で出てたりしていたので、それぞれのサービスの組み合わせを理解しないと難しい。
情報管理・適切な役割
「こういう場合にアクセス/ユーザー制限を掛けたいやどういう役割が正しいのか?」の問題が出てた。
模擬試験での関連問題を理解していれば理解できた。
アクセス制御なのでCloud IAMを見るしかない。
Googleのセキュリティがすごかろうが、アクセス/ユーザー管理がガバガバだと情報漏えいや改竄されるのでGoogle的には理解を強調したい部分なのかも知れない。
架空のケーススタディ
「ケーススタディの会社があります。こういう目的/要望がありますがどれが最適でしょうか?」の問題が出てた。
ケーススタディのサンプルは「試験で使われる可能性がある」とは記載されていたがホントに出てたが、ほぼ同じ内容のことしか書かれていないので出題対策が分からない。
模擬試験と同じ形。
Public Cloud を運用・手法
「Public Cloud を運用・設計していくためにはどうすればいい?」の問題が出てた。
Google Cloud Platform プロダクトとは関係ない、サーバー運用?的な知識やビジネス メリットや開発を早く回す方法など幅広い知識を持っとかないと分からない。
システム/インフラのお仕事していないので「green-blueってなんぞや?」状態。
ネットワークワーキング・ファイヤーウォール
「通信の間に問題がありました/このような要件を検討していてどうすればいい?」の問題が出てた。
Google Cloud VPC やGoogle Cloud Load Balancing の適切な運用?についてなので理解しているとときやすいかもしれない。ネットワーク開通してないのでファイヤーウォールをどう設定するかもあったので、Google Cloud Platform のファイヤーウォール設定を理解するのがいいかもしれない。
セキュリティやヒューマンミス をなんとかしたいというGoogle の思惑を感じられる問題だった。
ログや検知
「本番環境にデプロイしたけど、問題が出たのでのでどういう修正対応?検知をすればいい」の問題が出てた。
迅速にエラーを感知やアラートする体制などの設定や対策的な問題が多く、各Google Stackdriver 概要を見ればいい。プロダクト名に ロギングやモニタリング という名称が入っているのでわかりやすい。
実際の運用を想定した問題に感じられた。
オンプレからの移行/ハイブリッド設計
「オンプレからクラウド環境に移行する際の注意点/オンプレとクラウドを組み合わせかたは?」の問題が出てた。
このシナリオのお客さんにはどういうGoogle Cloud Platform プロダクトを提案するのか?という問題のため、Google Cloud Platform プロダクトのコンピューティングやストレージを把握してないとわかんないので覚えるしかない。
導入事例やアーキテクチャを見ていくと解答しやすい感じた。
実際の試験
120分、50問。
・左画面に問題と回答
回答の下に
「あとで見直す」チェックボックス
「戻る」「次に」「全問見直す」「問題提出(試験終了)」ボタン。
操作ミスをして「問題提出(試験終了)」ボタンを押したとしても、再確認画面が表示される。
・右画面にケーススタディの概要などが表示できる。
まとめ
出題傾向は模擬試験と似た感じだったが、より深い問題だった。
インフラやシステム構築関係の方には分かりやすい問題が多く感じたので、わからないことはインフラ・システムエンジニアに解説してもらうほうがいいかもしれない。
実際の現場と照らし合わすと、解答と合わない答えを選んでしまうが、Google が考えるベストアンサーを選んでいた。
例えば、「問:データを全て削除するには?」「現場:とはいえ、バックアップのために一部は残さんとヤバっしょ?」「解:”全て削除”って書いてんだろ!」的な。
一度受けると「こういう感じのか?!」と手応えを感じるが、毎回問題は変わるらしい?ので問題傾向と関係者からサポート無しだと、一回目を捨てる覚悟がいる。
受験後に正解率や間違っていた問題などは一切表示されず、「合否」だけが表示されるのでどんな問題が出たかを覚えるのは難しい…そして、何がダメだったのか分からないので、自信がなくなる…
問題の日本語文が翻訳した文章っぽいので意味を深掘りしてしまうので注意。(引っ掛けじゃないと疑った。)4択で1選択なのに、どっちとも正解の選択肢が多く見える選択が多い。ココらへんが理解度を試している感じだった。
模擬試験の言い方や捻りを入れている場合があるので、丸暗記すると間違った選択をしてしまう。
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