Google IDE「Google Antigravity」は、AI の処理自体はクラウドで行われますが生成されたデータはクラウドに保存されず、すべてローカル PC 内にのみ保存される仕様になっています。
そのため、別の PC に切り替えた際に Google Antigravity の「プロジェクトのソースコード」だけでなく、「過去のやり取り (Conversation)」がありません。
Google Antigravity の情報を引き継ぐために、Windows から Mac へ移行手順をまとめます。
PC を乗り換えても AI との会話履歴を引き継いでそのまま作業を続けられます。 同じように PC 移行を検討している方の参考になれば幸いです。
Antigravity のデータ保存の仕様
一般的な AI チャットサービス (ChatGPT、Gemini など) は、会話履歴がクラウド上のアカウントに紐づいて保存されます。そのため、異なるデバイスや PC でログインするだけで、これまでのやり取りを続けられます。
しかし、Google Antigravity は仕組みが異なります。
Google Antigravity は AIの処理自体はクラウドで行われますが、ソースコードや会話履歴などのデータは一切クラウドに同期されず、すべてローカル PC 内にのみ保存される仕様になっています。
これはプライバシーやセキュリティの観点で非常に優れた設計ですが、「新しい PC に Antigravity をインストール&ログインするだけでは、過去の履歴が引き継がれない」ことになります。
手順
別の PC に移行する場合は以下のフォルダを移行することになります。
| Workspace | プロジェクトの実体 (ソースコード等) | 任意の場所 (例:デスクトップ) |
| Conversation | AI との会話履歴・記憶データ | C:\Users\{ユーザー名}\.gemini |
- Workspaces に紐づけたプロジェクト フォルダ:実際のソースコードなど
- Conversation (会話/セッション 履歴):AI エージェントとやり取りしたチャット履歴や記憶データ

Step 1:Workspace (ソースコード) の移行
Windows 側
現在 作業しているプロジェクトフォルダを USB メモリまたはクラウドでコピーし、Mac 側に適当なディレクトリに配置します。
Step 2:Conversation (会話履歴) の移行
Windows 側
エクスプローラーで「C:\Users\[あなたのユーザー名].gemini 」をUSB メモリまたはクラウドでコピーします。
※ 「.gemini」フォルダの「brain」に Conversation ごとのチャット履歴・アーティファクト・AI の記憶データがすべて保存されています。

Mac 側
コピーした「.gemini」フォルダを、Mac 側のホームフォルダ直下(/Users/{あなたのユーザー名}/)に配置します。
※ ファイル名が「.(ドット)」から始まるフォルダは隠しフォルダとして扱われ、通常は表示されません。そのため、Command + Shift + .(ドット) を同時に押すことで隠しフォルダを表示させます
上記の手順が完了したら、Mac で Google Antigravity を起動します。
画面左側の History パネル (過去の Conversation 一覧) に、これまでの会話履歴がそのまま表示されていれば、移行完了です。
よくある質問 (FAQ)
Q. Antigravity にログインしていますが履歴は引き継げますか?
A. いいえ、Antigravityのデータはローカル保存のため、各フォルダを手動でコピーする必要があります。
Q. Mac のユーザー名が Windows と異なる場合はどうなりますか?
A. フォルダの配置場所が変わるだけで、移行手順は同じです。
配置後に Antigravity で起動すると正常に Converstation が認識されます。
Q. Antigravity で構築した開発環境が移行できていません。
A. 事前にインストールした Node.js、Java (JDK)、Android SDK、Python などのランタイムや SDK は Antigravity の管理対象外です。
これらは新しい PC に個別にインストールし直す必要があります。









