Google は「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにする」という使命があります。そのため、年齢やスキルに問わず、自分たちの望む未来の実現に備えるためのツールとスキル習得の機会を与えられるべきであると考えています。
これを実現するためにGoogle は多くのサービス / アプリ / プログラム / カリキュラム などを提供しています。
今回はその 1つ 「G Suite for Education」についてご紹介します。
近年は、GIGA スクール構想でICT 環境が自治体・教育機関に導入が進められているので、耳にしたことがあるのではなかと思います。
G Suite for Education について
G Suite for Education は、Google for Education に含まれる教育用に設計されたクラウド型学習プラットフォームで、無料で利用することができます。柔軟かつ安全で使いやすい教育向けにカスタマイズされており、時間や場所を問わず学校全体で共同利用できる Gmail、Google Classroom、Google ドキュメント、Google ドライブ などを含んだ Google ツールを利用することができます。
G Suite for Education を利用することで多様なニーズや学習スタイルを持つ生徒をサポートするためのユーザー補助機能が搭載されており、より生徒に合わせた学習環境を作るのに役立ちます。また、校務作業を最小限にしてすることができ、生徒と教師が教育目的で使用できるように学校が管理する Google アカウントが提供されています。
全ての機能に加え、高度なセキュリティ管理機能が使える G Suite Enterprise for Education がありますが、こちらは有償になります。
Google for Education でできること
G Suite for Education は世界中で 1億 4千万人以上と学生と教育者の方々に利用されています。
Gmail / Google ドキュメント/ Google スプレッドシート / Google スライド/ Googleフォーム/ Google Google ドライブ/ Google Classroom などから構成されており、生徒と教師のために設計がカスタマイズされています。
Google ツール | 活用方法 |
---|---|
Google Classroom | Google Classroom では生徒がすべての課題を確認したり、教師とコミュニケーションを取ったり、フィードバックや成績を受け取ったりすることができます。保護者の方に保護者宛の概要説明メールの受信を設定することでお子様の学習状況を把握することができます。 |
Google フォーム | 教育向けの機能として教師が Google フォーム でテストを作成し、生徒が自分の理解度を確認したり、他の生徒の状況を把握したりできます。多くの教師はクラス内でのインタラクティブな授業、遠足、パーティー、さらには保護者会での質疑応答に必要な情報を収集するためにフォームを使用しています。 |
Google カレンダー | Google Classroom でのクラスごとに独自の Google カレンダー が用意されており、生徒との今後の予定や課題を確認できます。教師の Google カレンダーで予約枠を作成して、保護者の方と面談したり、保護者会を開いたりすることができます。 |
Google ドライブ | Google ドライブ は課題、ドキュメント、クラスのカリキュラムを安全に保存、整理して、どのデバイスからでもアクセスできます。生徒の重要な情報や提出物はすべて自動的に保存されるため、紛失の心配がありません。保護者の方はお子様と一緒に Google ドライブ に保存されているすべての課題や提出物を確認することができます。 |
Google ドキュメント Google スプレッドシート Googleスライド | 生徒は Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド を作成したり、他の生徒や教師とリアルタイムで共同作業したりして、課題や提出物の共有、フィードバックの受け取り、同時編集を行うことができます。 |
Google Meet | 保護者と教師が直接会えない場合でも Google Meet を使って教師がバーチャル会議を設定することができます。また、Google Meet は遠隔学習にも最適なソリューションであり、教師は離れている場所から授業を行ったり、生徒とコミュニケーションを取ることができます。Google Meet には参加者をミュートや削除できる機能があり、教師は授業をスムーズに進行することができます。 |
ユーザー補助機能 | G Suite for Education に搭載されているユーザー補助機機能、生徒のニーズに合わせた学習を可能にします。 音声入力やスクリーン リーダーの使用、点字ディスプレイの接続、Google スライド や Google Meet でのクローズド キャプションの使用などのサポートを追加できます。 |
G Suite for Education のコアサービスと追加サービスを利用して、教室内や遠隔授業にも利用することができます。
例えば、
Google Tour Builder を使って、教室内にいながらも世界中のさまざまな場所を巡るバーチャル ツアーを生徒と一緒に作成し、自分だけのガイドツアー発表会をすることができます。また、Google Arts & Culture を使えば、で世界中の芸術作品を見ることができるので鑑賞会も開催することもできます。
コアサービス/追加サービスとは?
G Suite for Education のサービスには「コアサービス」と「追加サービス」があります。
簡単に説明すると、G Suite for Education ユーザーがデータを個人所有できるのが「コアサービス」、データが個人所有できず、一般ユーザーからアクセスできるのが「追加サービス」になります。
「コアサービス」には広告表示がされませんが、「追加サービス」では広告表示される場合があります。
コアサービス
コアサービス は、Google for Education に含まれるGoogle サービスです。
- Gmail
- Google カレンダー
- Google ドキュメント
- Google スプレッドシート
- Google スライド
- Google フォーム
- Google ドライブ
- Google Classroom など
追加サービス
追加サービス は、一般ユーザーが利⽤できるGoogle サービスで G Suite for Education に含まれないサービスです。
- Google マップ
- Blogger
- YouTube など
G Suite for Education を利用するには
G Suite for Education は「承認された教育機関」「利用可能な国または地域」の条件を満たしていると無料で利用することができます。
それぞれで教育機関によって利用条件が異なります。
利用条件 | |
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幼稚園 / 小中高校 / 高等教育機関 | – 非営利の教育機関であると認知されている。 – 初等 / 中等 / 高等 以降の各レベルで国内的または国際的に承認された認定資格を提供する政府公認校として正式な認可を受けた教育機関である。 |
ホームスクール | 州のホームスクール組織によって認定されている。(アメリカのみ) |
中国、クリミア、キューバ、イラン、ミャンマー、北朝鮮、スーダン、シリアなど は利用できない地域になります。
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