Google Cloud には、スキルや専門知識の証明としてGoogle Cloud 認定資格 試験が用意されています。資格には、各技術的な専門知識を証明するため、Associate、Professional、G Suite、Apigee、Google Developers と分かれており、各分野事の認定資格 試験があります。
今回は、Professional Cloud Security Engineer 認定資格 についてご紹介いたします。
Professional Cloud Security Engineer 認定資格とは
Professional Cloud Security Engineer は、Google Cloud Platform (GCP) のセキュリティ技術を活用して安全なインフラストラクチャを構成および管理するスキルがあることを示します認定資格です。
セキュリティに関するベスト プラクティスと業界のセキュリティ要件についての知識を活かしながら、Google のセキュリティ技術を活用して安全なインフラストラクチャを設計、開発、管理します。ID とアクセスの管理、組織構造とポリシーの定義、Google のデータ保護技術の使用、ネットワークのセキュリティ防御の構成、GCP のログの収集と分析、インシデント対応の管理、規制に関する懸念事項の把握など、Cloud Security Professional はクラウド セキュリティ全般に精通している必要があります。
Professional Cloud Security Engineer で評価される能力:
- クラウド ソリューション環境内のアクセスの構成
- ネットワーク セキュリティの構成
- データ保護の確保
- クラウド ソリューション環境内のオペレーションの管理
- コンプライアンスの確保
アソシエイト とプロフェッショナル の違い
アソシエイト とプロフェッショナル は以下の方を対象として認定資格です。
- アソシエイトは、GCP 実務経験が 6か月以上 の方を対象。
- Google Cloud Platform コア テクノロジーに焦点を当てた認定資格。
- クラウドや GCP の初心者には認定資格取得の出発点として適しています。
- プロフェッショナルは、業界経験が3年以上で、GCP 実務経験1年以上 の方を対象。
- 職務に基づいた認定資格。
- 実務経験で培われた高度な設計スキルや実装スキルが評価。
- 中心的な職務(クラウドインフラストラクチャ、データと機械学習、アプリケーション開発、ネットワーク、セキュリティ など)が焦点に当てられている。
Professional Cloud Security Engineer 認定試験について
- 時間:2 時間
- 登録料:$200
- 言語:英語、日本語
- 試験形式:選択式
- 試験先:テストセンター
Professional Cloud Security Engineer 学習方法
ステップ1:試験ガイド学習を確認する。
Google Cloud Platform の「Professional Cloud Security Engineer 認定試験ガイド」を使用して本試験範囲・職務スキル、または自分のスキルと知識を確認します。
ステップ2:Qwiklabs および Coursera トレーニングを受ける。
ハンズオンラボとオンデマンドのトレーニングを利用してます
- Coursera の「Google Cloud Platformのセキュリティ専門講座」 「Google Cloud Platform Fundamentals: Core Infrastructure」を受ける。
- Qwiklabs の「Security in Google Cloud Platform」「Security & Identity Fundamentals」を受ける。
ステップ3:サンプルソリューションとケーススタディを確認する。
Google Cloud Platform の「Google Cloud ソリューション」「Google Cloud Solutions Architecture Reference」「Google Cloud 導入事例」で最新の事例を学習する。
ステップ4:不足している知識をドキュメントのページで補う。
Google Cloud Platform の「ドキュメント」で知識を補えます。
ステップ5:模擬試験を受ける。
Google Cloud Platform の「Professional Cloud Security Engineer 模擬試験」を受ける。
模擬試験では、試験で出題される質問内容の傾向や試験の準備や経験がさらに必要か判断できます。
番外編:ネットワーキング の知識を入れておく。
- Qwiklabs の「Networking in the Google Cloud」を受ける。
模擬問題集
- VCEplus のProfessional Cloud Security Engineer 模擬問題集 (Version 1.0) (日本語)
- VCEplus のProfessional Cloud Security Engineer 模擬問題集 (Version 1.0) (English)
- Professional Cloud Security Engineer 模擬問題集 (v20200224) (日本語翻訳)
- Professional Cloud Security Engineer 模擬問題集 (v20200224) (English)
Google Cloud 認定資格を取得するメリット
Google Cloud は急成長中のクラウドです。ビックデータの処理や大規模な分析で大きなメリットが得られます。仕事でクラウドを使い始めたばかりでも他のクラウド ソリューションの経験がある場合でもGoogle Cloud 認定資格を取得して技術的な専門知識を実証し、競争の激しい市場でビジネスを成功させる重要なスキルがあることを証明できます。
- エキスパートであることの証明
- 技術的なスキルと専門知識の証明。
- キャリアアップへの一助に。
- 人材の見極め
- GCP のクラウド知識保有者の採用に。
- 特典
- 認定ラウンジの利用。
- 認定グッズ&ステッカーの取得(Professional Certifications のみ)
- デジタルバッチの取得。
まとめ
このGoogle Cloud 認定資格はAmazon Web Services (AWS) 認定 同様に国際資格ですが、取得していても特定の業界でしか資格の効力が発揮されません。とはいえ、世界的にオンプレミスやレンタルからクラウドへシステムが移行されているので、Google CloudやAWSはIT業界やエンジニアからはそれなりの認知度があります。
資格証明よりも学習で身に付けた専門知識や技術的なスキルをアピールする戦略の方が聞く側としても理解しやすいと思うので、資格取得は無駄にならないと思います。
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