2019年も残り11日で2020年を迎えます。2020年から外部 IP アドレスが課金対象になり、Google Cloud Platform(GCP)でWordPress 無料運営ができなくなります。WordPress導入解説『【はじめ 編】無料を目指してGCPでWordPress 環境構築』で、無料で と書いておりますが無料で運用ができなくなりますのでご注意ください!
2020年1月1日から外部 IP アドレスが課金対象となりましたが条件を満たしていない場合が課金対象になります。
新しい課金 概要
Google Cloud では 2020 年 1 月 1 日から、無料枠に該当しない公開アドレスの VM インスタンスについて、追加料金を導入します。転送ルールなど、他の公開アドレスのリソースは課金されません。
外部 IP アドレス料金 から引用
今までは静的 IP アドレス を予約し使用していない場合は課金対象でしたが、
2020 年 1 月 1 日(水)から VM インスタンスの外部 IP アドレス(静的 IP アドレスとエフェメラル IP アドレス)が有料になります。
この有料は無料枠(Always Free )のf1.micro インスタンス も対象なり、すべてのインスタンス タイプ(標準 VM インスタンスとプリエンプティブル VM インスタンス)に適用されます。
※外部 IP アドレスを予約しているが、使用していない場合は課金対象。
対象サービス
対象は、外部 IP アドレス になります。
VM インスタンスを使用する際には IP アドレスが必然的に付随するのでVM インスタンスを使用するサービスです。
外部 IP アドレスの新しい価格
価格はリージョンによる違いがありませんが、インスタンス タイプにとって価格が異なります。
- 標準 VM インスタンス:$0.004 /時間
- プリエンプティブル VM インスタンス:$0.002 /時間
- 転送ルールにアタッチされた外部 IP アドレス:無料
1ヶ月(30日)の価格は、次になります。
・$0.004 × 720時間(30日)=$2.88(約315 円)
課金対象外の条件
2020年1月にGoogle Compute Engine ドキュメントが更新され、次の文章が加わりました。
静的外部 IP アドレスを予約したものの使用していない場合、その IP アドレスについては以下の表に従って課金されます。静的外部 IP アドレスを予約し、VM インスタンスや転送ルールなどの Compute Engine リソースとともに使用している場合、そのアドレスは使用中とみなされ、それについては課金されません。
IP アドレス を予約しているが使用していない場合は、課金対象、IP アドレスを使用している場合は課金対象外になります。
Google Cloud 無料枠 のVM インスタンス(f1-micro)でも適用され、IP アドレスを使用していれば課金されません。
まとめ
WordPress が無料で運用できるというのがGCP の一つのウリでしたが、2020年 1月 1月(水)から月額 約315 円が発生してしまうので悲しいです…Google Cloud Storage やGoogle Compute Engine 等の無料枠(Always Free )には変更がないので上手に運用すると約315 円 のみ支払いになります。
2020年2月の支払い時に価格が反映されるのでご覚悟ください。
2020年1月31日 に1月度のGCP 利用料金 請求が来ましたが、このIP アドレスの利用金額は入っていませんでした。
IPアドレス を使用していれば無料(0円)が可能です。
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