Google Cloud Platform(GCP)にはスキルや専門知識の証明として Google Cloud 認定資格が用意されています。Google Cloud 認定資格は Google が提供している資格で Google Cloud プロダクト(GCP / Google Workspace / Firebase など)を使ったクラウドの専門知識・スキル・能力を証明する資格です。
各技術的な専門知識を証明するため、「ユーザー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の3つのレベルに分かれています。
プロフェッショナル認定資格とは
プロフェッショナル 認定資格は 3 年以上の業界知識に Google Cloud の実務経験 1年以上とされており、
Google Cloud プロダクトやソリューションに関する知識と高い業界経験・知識レベルに該当します。
Google Cloud のプロフェッショナル 認定資格には Professional Cloud Architect を初めとし、各専門業界・役割別の特化した認定資格があり、高度な知識と能力が求められます。
Professional Collaboration Engineer について
Professional Collaboration Engineer は、ユーザー、コンテンツ、他との統合を統括的に考慮しながらビジネス目標を具体的な構成、ポリシー、セキュリティ対策に変換します。また、組織のメール ルーティングと ID 管理インフラストラクチャに関する知識を活かして、効率的で安全な通信とデータアクセスを実現します。エンジニアリングとソリューションの視点を持って業務に取り組む Collaboration Engineer は、ツール、プログラミング言語、API を使ってワークフローを自動化します。また、G Suite と Google のツールセットの使用を推奨し、エンドユーザーにトレーニングを実施して業務効率の向上を図ります。
Professional Collaboration Engineer では次の能力が評価されます。
- G Suite の承認およびアクセスの計画と実装
- ユーザー、リソース、共有ドライブのライフサイクルの管理
- メールの管理
- G Suite サービスの制御と構成
- エンドポイント アクセスの構成と管理
- 組織運営のモニタリング
- G Suite の導入とコラボレーションの促進
試験概要
- 回答形式:択一選択 問題、複数選択 問題
- 試験時間:120 分
- 問題数:50 問
- 試験言語:英語、日本語
- 試験形式:遠隔監視オンライン試験、オンサイト監視試験
- 試験料:
200→ 120 USD
試験申し込みはGoogle Cloud Webassessor から申し込みすることになります。
Webassessor で表示されている言語が受験時の言語になります。
出題範囲
出題範囲は公式 Professional Collaboration Engineer 認定試験ガイドにかなり細かく出題範囲・項目が記載されています。
試験形式
試験形式は、センター会場で専用 PCを使った「オンサイト監視試験」、個室でオンラインでの「遠隔監視オンライン試験」です。会場(試験)の開始前に写真付き身分証明書(2種類)と受験者承認コードの提示が必要になります。
私物の持ち込み(飲料水や腕時計も含む)・手首や腕輪周りが隠れるジャケットや上着は禁止されており、チェックが行われます。
試験中に休憩や水分補給をとることはできず、試験中に休憩をとった場合は不合格になります。
指定された試験開始時刻前であれば受験日程を変更することができますが、以降の変更は変更手数料またはキャンセル料がかかります。
- オンサイト監視試験(試験会場)は 72 時間前。
- 遠隔監視オンライン試験(リモート)は 24 時間前。
合否発表
試験結果は、試験提出ボタンをクリックしたあとに表示されますが合格基準は非公開で正答率等は表示されず、「暫定合格」「不合格」かのみ表示されます。
問題には採点対象外の問題が少数含まれている可能性があると記載されていますがどの問題は公開されいません。
合格
暫定合格後から1週間以内に合格メールが届きます。
合格メールから Professional Collaboration Engineer のデジタル証明書と認定資格グッズを取得することができます。
※ 認定グッズは資格によって内容が異なります。
Google Cloud 認定資格のデジタル証明書は Google Cloud Certified directory で管理されており、資格を一般公開、LinkedIn プロフィールに追加、SNSでの共有することができます。
不合格
試験に不合格となった場合、一定期間後に再試験を行うことができます。
ただし、受験回数は言語や試験形式を問わずカウントされ、再受験が可能となるまでの期間も受験回数に応じて適用されます。
- 2回目の試験:1回目の試験から 14日後に申し込み可能。
- 3回目の試験:2回目の試験から 60日後に申し込み可能。
- 4回目の試験:3回目の試験から 1年後に申し込み可能。
合格後の再認定 試験
有効期限が切れる3ヶ月前に通知メール「Google Cloud 認定資格:有効期限のお知らせ」に 50% 割引 バウチャーが提供されます。
そのバウチャーコードは有効期限でしか使用できません。また、有効期限までに試験に合格すると、認定資格 IDは引き継がれます。
認定資格に基づいたラーニング パス
実践する
- Qwiklabs – Google Workspace Administration
- Qwiklabs – G Suite: Integrations
準備をする
- Coursera – G Suite Administration専門講座
- Google Cloud – Professional Cloud Data Engineer の模擬試験
試験を受ける
試験の準備ができれば、Google Cloud Webassessor から試験を申し込みます。
試験の対策・準備を行う
認定資格チャレンジ キャンペーンを活用する
Google Cloud 公式の認定資格チャレンジが定期的に開催されており、Qwiklabs、また Coursera のコースを無料で利用することができます。
有償のサービスやトレーニングを受ける前にキャンペーンが実施していないか確認しておくとお財布に優しいです。
模擬問題集で体系的を理解する
学習の底上げとして、模擬試験を活用することで問題傾向やGCP サービスを深く理解することができます。
- Cloud Smog:Professional Collaboration Engineer 模擬問題集
- Kindle:Google Cloud Professional Collaboration Engineer : Exam Practice & Review Questions For Professional Collaboration Engineer LATEST VERSION (English Edition)
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