Google Cloud Platform (GCP) には2つの無料枠があります。
- 12 か月間の無料トライアル(GCP サービスで使用できる $300 相当のクレジット付き)。
- Always Free プログラム(使用制限の枠内で多くの一般的な GCP リソースに無料でアクセス可能)。
12 か月間の無料トライアル
大雑把な説明ですが「GCP に登録していないアカウント」「Google パートナー(代理店?)と契約を行っておらず、アカウントを開設していない」の2点 が12 か月間の無料トライアル の対象になります。
厳密には次になります。
- 以前に GCP を有料で利用したことがない。
- 以前に無料トライアルに登録したことがない。
- Google Cloud Platform Console でアカウントの請求を有効にしている。
- 営業担当者との間での条件規定書の締結が必要なビジネス アカウントを設定していない。
上記の条件を満たした場合、GCP プロジェクト 作成時に12ヶ月 有効の無料クレジット 300 USD が付与されます。
この無料トライアル中は全てのGCP プロダクトが使用できるわけではありません。
簡単に説明すると、
- Google Compute Engine の8コアを同時使用はできない。
- 暗号通貨のマイニングが行えない。
- 一部のGCP サービスと機能は利用できない。( Google Cloud Console に表示される)
- SLA は適用されない。
- 適用日から12ヵ月後に無料トライアルは終了する。
- トライアル終了後の30日間はサポートに連絡でき、データを移行できる。
詳細は『Google Cloud Platform 無料トライアルの補足条項』に英語で記載されています。
無料トライアル中は、Always Free プログラム と併用ができます。Always Free 範囲内でGCP リソースを使用している場合は、無料クレジット 300 USD からも費用が引かれません。
悪用になってしまうのですが新しくGoogle アカウントを作成し、無料クレジット 300 USD を獲得。GCP プロジェクトにメインアカウントをAIMでオーナー権限を付与して、メインアカウントで運用することができます。
Always Free プログラム
12 か月間の無料トライアル とは別の無料枠です。Always Free プログラム は規定された範囲内であれば無料でGCP リソースが使用できます。
各GCP プロダクトにAlways Free プログラムの規定が定められています。
プログラム概要を確認するより、プログラム詳細 をご確認されることをおススメします。
というのも概要に記載されている適用範囲が大雑把のため、費用が発生する可能性があるからです。
例えば、
- Google Cloud Storage
- 概要:5 GB 月の Regional Storage(1 か月あたり、北バージニア [us-east4] を除く米国リージョンのみ)
- 詳細:us-east1、us-west1、us-central1 のリージョンでのみご利用いただけます。
us-west2 を選んでしまうとAlways Free プログラム 適用外となり、課金対象となります。
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